講演会のご案内「学校における多様性と多文化を育む教育実践 -国際バカロレアの教育実践から見えてくること-」
東京学芸大学 ISSUP(International Student Step-Up Program)委員会では、さいたま市立大宮国際中等教育学校の国際バカロレアのコーディネーターであるBradley Semans氏をお招きして、下記の講演会を開催します。
題名:
Education Practices to Nurture Diversity and Multi-cultures: What is perceived in IB education
学校における多様性と多文化を育む教育実践-国際バカロレアの教育実践から見えてくること-
講師: さいたま市立大宮国際中等教育学校 外国語科教諭・IBコーディネーター
Mr. Bradley Semans
日時: 2024年12月4日(水) 15:00-16:30
場所: 中央講義棟(C棟)202教室
グローバル化の進展とともに、日本の学校現場では外国にルーツを持つ児童生徒の増加や国際的なコンピテンシーを育むための国際的な教育が求められています。世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる子どもを育成し、子どもが未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けることを目指す国際的な教育プログラム、国際バカロレア(IB)は、現在160か国、5,900校で実施されています。我が国においても、グローバル人材育成の観点、及びIBの「全人教育」を通じた主体的学びを重視し、文部科学省がIB校の普及・拡大を推進しています。2024年6月時点で国内のIB認定校は249校あり、過去10年間で約6倍に増えています。
さいたま市立大宮国際中等教育学校は、2019年に設立された、さいたま市ではじめての公立一貫公立校、そして関東唯一のIB(MYP+DP)*校です。同校の外国語科教諭兼国際バカロレアのコーディネーターを務めるシーマンズ先生は、大宮国際中等教育学校設立時、市長や教育長とともに国際学校の設立のデザインと調査研究を行い、カリキュラム設計や教師教育に当たった当事者です。日本で20年以上の英語教育経験をもっており、さいたま市のALT主任講師として、英語のカリキュラム開発、教員研修、さいたま市の言語教育の改善に取り組んできました。本講演会では、日本の英語教育及び国際バカロレア教育、革新的な学校づくりを行ってこられたシーマンズ先生より、中等教育学校での国際教育のあり方及び実践状況を聴き、日本の子どもの主体的参画、内省や批判的思考を促す実践や評価の意義と課題、小中学校の国際教育に求められることをともに考えます。
*MYPは、11歳から16歳を対象とした中等教育プログラム。DPは、16歳から19歳を対象とするディプロマプログラム。
全編英語となりますが、日本語での解説や補足もして下さいますので、気軽にご参加ください。参加希望者は以下のURLより申し込んでください。
https://forms.office.com/r/GV8hWfkenL
講演会について質問がありましたら、下記にお問い合わせください。
ISSUP専門研究員(国際課)
issup@u-gakugei.ac.jp
042-328-7761